メインで使っているゲーミングノートPC(Core i7-10750H・16GBメモリ)の電源アダプタが、あらためて見るとかなり大きくて重い。ACアダプタ本体とケーブルをまとめてカバンに入れると、それだけでずしりと沈む。ノートPCを選んだ理由の一つは「どこでも作業できること」だったはずなのに、これでは家の外にほとんど持ち出す気になれない。ノートPCなのに、持ち運びに一番不便なのが電源アダプタ本体という状態だ。
この違和感をきっかけに、最近よく見かける「GaN(窒化ガリウム)充電器」で純正アダプタを置き換えられないか調べてみた。まだ購入していない検討段階だが、候補を絞り込んだところまでを共有する。

kuma

グリッグ
GaN充電器とは何か
GaN(窒化ガリウム)充電器とは、半導体素材にシリコンではなく窒化ガリウムを使うことで、同じ出力でも本体を小型・軽量にできる充電器のことだ。数年前からスマートフォンやノートPC向けの急速充電器で主流になりつつあり、Amazonでも140W級のGaN充電器がノートPC対応をうたって多数並んでいる。
ただし、ゲーミングノートPCの置き換え先として見る場合は、単に「小さい・軽い」だけで選ぶと失敗しやすい。次の注意点を先に整理しておく。
置き換える前に確認しておきたいリスク
①そもそもUSB-C PD入力に対応しているか
GaN充電器はUSB-C(Power Delivery)でノートPCに給電する。ゲーミングノートPCは丸型のDCジャックを採用しているモデルが多く、USB-C PD入力に対応していない場合はこの方法自体が使えない。自分のメインPCも、USB-C端子はあるがPD給電に対応しているかは未確認で、購入前にメーカー公式サイトの仕様表で確認するところから始める必要がある。
②純正アダプタの出力に足りるとは限らない
ゲーミングノートPCの純正アダプタは150W〜330W級のものが多い一方、市販のGaN充電器は140W前後が上限帯になっている。仮にPD入力に対応していても、高負荷時(ゲームプレイ中など)は出力不足でバッテリーを消耗しながらの動作になったり、充電速度が大きく落ちたりする可能性がある。
③メーカーによっては速度制限がかかる
Anker製140W充電器の商品説明には「Dell独自の充電規格の影響で、Dell XPS 15やDell Alienware X14などは最大速度で充電できない場合がある」という注意書きがあった。PCメーカーとアクセサリーメーカーの組み合わせによっては、スペック通りの速度が出ない実例があるということだ。
④140W級のGaN充電器自体、そこまで軽くはない
「小型・軽量」をうたう製品でも、140W級になると本体の重さは200〜300g前後になる。レビューでも「缶ジュース1本分くらいの重量がある」「純正アダプタとそこまで大きさが変わらない」という声が複数あり、ノートPC本体の重さと合わせるとカバンの中身はあまり変わらない可能性がある。
⑤PSE認証の有無を確認する
電気用品安全法の対象になる充電器なので、購入前に商品ページでPSE技術基準適合の表示があるかを確認したい。
以上を踏まえたうえで、それでも候補として気になった4機種を挙げておく。価格やレビュー件数は執筆時点の情報で、購入前に商品ページで最新の状態を確認してほしい。
候補にした4機種
AOHI 140W USB-C急速充電器(3ポート)
MacBook Pro 16インチ・Dell XPS対応をうたう小型モデル。純正140Wアダプタ比で約30%小型とのこと。
6,655円★4.2(331件)
UGREEN Nexode 200W充電器(単ポート140W)
本体総出力200Wと余裕があり、4台同時充電にも対応。13種類の安全保護機能をうたう。
14,234円★5.0(36件)
ASUS ROG 140W USB-C GaN Charger
ゲーミングブランドROG純正のUSB-C充電器。約330gで、対応機種であれば安心感は一番高い。
18,880円★5.0(2件)
レビューを見る限り、価格を抑えつつノートPCの充電実績が多いのはAOHIとAnkerの2機種だ。UGREENは200Wという余裕のあるスペックが魅力に映るが、レビュー件数がまだ少なく評価の安定度は読みづらい。ASUS ROGはゲーミングブランド純正という安心感がある反面、レビューが2件しかなく判断材料としては心もとない。値段も一番高いので、今のところ優先度は下げて見ている。
4機種とも共通しているのは、単ポート最大140W出力という条件付きの数字だという点だ。複数ポートを同時に使うと出力は分散されるため、ノートPC1台をなるべく速く充電したいなら、他のポートを空けておく使い方が前提になりそうだ。
少し脱線: 持ち運ぶなら収納ポーチも要る
ここまで調べていて、充電器本体だけ買い替えても、カバンの中でケーブルと一緒にごちゃつくのは変わらないことに気づいた。楽天市場を覗いてみると、ACアダプターやケーブルをまとめて入れられるセミハードタイプのガジェットポーチがいくつか出てきた。型崩れしにくい作りのものなら、140W級の充電器を放り込んでも安心感がありそうだ。
充電器そのものの検討だけで終わらず、持ち運び方まで含めて考えないと結局カバンが重いままだと分かった、という話でもある。

kuma

グリッグ
今のところ、メインPCがUSB-C PD入力に対応しているかどうかの確認すらできていない段階だ。対応していれば140W級のAOHIかAnkerあたりから試してみたいが、対応していなければ振り出しに戻る。
価格・レビュー件数は執筆時点の情報であり、実際の価格や在庫状況は変動する可能性があるため、購入前に必ず商品ページで最新の情報を確認してほしい。
今回紹介した商品にはAmazonアソシエイト・プログラムおよび楽天アフィリエイトによるアフィリエイトリンクを含む。



コメント