デスクワーク中に腰や肩が固まってくる感覚は、以前から気になっていた。部屋づくりはまだ道半ばで、椅子や照明も一通り手に入れていない。デスクは昔ダイニングテーブルとして使っていたテーブルをそのまま流用している。座りっぱなしの時間を減らせる電動昇降デスクは、ずっと候補には挙がっていたものの、種類が多すぎて手が出せずにいた。

kuma

グリッグ
「気になっているモノ」シリーズとして、FlexiSpotを中心に電動昇降デスクを7台まとめて調べてみた。このシリーズは実際に購入したわけではなく、あくまでスペックとレビューを突き合わせた検討段階の記録だ。価格は執筆時点でAmazonに掲載されていたものなので、購入を検討する際は必ず商品ページで最新の価格と在庫状況を確認してほしい。
FlexiSpotのスペックをもう少し深く見る
FlexiSpotは電動昇降デスク専門メーカーとして比較記事に登場する頻度が圧倒的に多く、今回の検討でもマストで外せない存在だった。ラインナップの中からエントリーモデルのEF1、定番人気のE7、天然素材天板のE8を選び、耐荷重・モーター構成・動作音の3点を軸にスペックを比較してみる。
| モデル | 耐荷重 | モーター | 昇降範囲 | 動作音 | 天板対応幅 |
|---|---|---|---|---|---|
| EF1 | 70kg | シングルモーター | 71〜121cm | 公表値は少なめ | フレームのみで天板は別選択 |
| E7 | 125kg | デュアルモーター | 58〜123cm | 50dB以下 | 120〜160cm程度 |
| E8 | 125kg | デュアルモーター(静音性向上) | 60〜125cm | 50dB以下、E7よりさらに静かという評 | 120〜200cm |
使い勝手の面では、EF1は脚が逆ピラミッド型のため、上位モデルよりぐらつきを感じやすいという指摘がいくつかのレビューで見られた。E7とE8はスペック上ほぼ同じ挙動で、違いは脚のデザインと素材の質感に出るという評が多い。
よく話題に上る動作音については、E7・E8ともにメーカー公称で50デシベル以下とされている。これはエアコン室外機の運転音のおよそ3分の1程度の音量に相当するという解説を見かけた。夜間や在宅ワーク中に昇降させても気になりにくいレベルらしい。重さについては、天板とモーター内蔵の脚フレームを合わせるとそれなりの重量になり、開梱・組み立て・設置を一人で行うのはやや大変という声が複数のレビューで共通していた。組み立てを手伝ってもらえる環境かどうかも、選ぶ際の判断材料になりそうだ。
FlexiSpotの主要3モデルを比較する
FlexiSpot EF1
エントリーモデル。メモリー機能付きで価格は抑えめだが、脚がやや逆ピラミッド型のため、レビューでは「上位モデルよりぐらつきを感じやすい」という声も見かけた。最小高さが69cmとやや高めなので、身長が高い人向けという評もある。
35,800円★4.5(1,081件)
FlexiSpot E7
比較記事の多くで「総合バランスで一番おすすめ」に挙げられていたモデル。無段階の高さ調節と5年保証が売りで、レビュー件数も突出して多い。EF1より剛性が高く、昇降スピードも安定しているらしい。
57,000円★4.5(754件)
FlexiSpot E8(天然竹天板)
E7とスペックはほぼ同等で、価格差は1万円程度らしい。楕円形の脚デザインと天然竹の天板の組み合わせが特徴で、インダストリアルよりは木質寄りの部屋に馴染みそうな見た目をしている。選ぶ基準は機能差より好みの部分が大きいようだ。
86,900円★4.5(99件)
3モデルを並べてみると、価格差がそのまま剛性や質感の差になっている印象を受ける。天板の素材にこだわりがなければE7が無難という評判が多かったが、竹天板のE8は写真で見る限り部屋の雰囲気を左右しそうな存在感がある。
国内メーカー・コスパ・DIY派もあわせて見る
FlexiSpot以外の選択肢もいくつか並べておく。国内メーカーの安心感を取るか、価格を優先するか、天板を自分で選ぶDIY派で行くか、方向性がはっきり分かれるラインナップになった。
山善(YAMAZEN) ELD-FS
国内メーカーの一枚板デスク。2モーター駆動で静音性と昇降速度を両立しているという評があり、組み立て設置サービスに対応している点を安心材料として挙げるレビューが多かった。衝突検知・メモリー機能はFlexiSpotと同等の装備。
60,907円★4.4(399件)
HUANUO 幅110cm
1万円台で電動昇降が試せる、コスパ重視の選択肢。レビュー件数がFlexiSpot勢に匹敵するほど多く、幅がコンパクトな分、狭い部屋でも置きやすいという声が目立った。まず電動昇降を体験してみたい人向けの位置づけらしい。
13,999円★4.5(806件)
Maidesite T2 Pro Plus(脚のみ)
天板がついておらず、脚フレームだけを購入して天板を別で用意するDIY型。耐荷重160kgとスペックは高めで、「FlexiSpotより安く同等以上の機能」という評価をしているレビューも見かけた。天板選びの手間をかけられる人向け。
46,900円★4.6(275件)
Maidesiteは脚のみという構成が独特で、天板を自分で選べる分、部屋のテイストに合わせやすそうな点が気になっている。木材ショップで天板だけ別注文する運用も、レビューではよく見かけた。
海外ハイエンドブランドとの価格差も見ておく
比較の締めくくりとして、価格帯がまったく異なる海外ブランドも1台入れておく。オフィス家具の世界的ブランドであるSteelcaseの製品だ。
Steelcase Migration SE Pro 1400
日本正規輸入品として販売されている業務用グレードの昇降デスク。同期式デュアルモーターで最大125kgまで対応し、稼働音も50デシベル以下に抑えられているとのこと。価格はここまでの家庭向けモデルとは一桁近く違う。
179,850円業務用グレード
FlexiSpotのE8と比べても価格は倍以上になる。オフィス家具として長期間の耐久性や静音性まで含めた「本気の一台」を求めるなら選択肢に入る、という位置づけで見ている。
電動昇降デスクを導入するメリットとデメリット
比較を進める中で、電動昇降デスクそのものの良し悪しについても情報を集めておいた。導入前提として整理しておく。
メリット
- ボタン一つで座りと立ちを切り替えられ、気分転換や集中力の維持につながるという声が多い
- 立ったまま短い打ち合わせや電話に対応できる
- 在宅ワークでの姿勢の崩れを予防する選択肢として使える
- 天板を高く上げた状態でデスク裏に手を回せるので、ケーブルの配線整理や機器の取り付け・取り外しといった作業がしやすくなる
デメリット
- 価格帯は5万〜10万円以上のモデルが多く、決して安い投資ではない
- モーター内蔵の脚フレームは重く、組み立てや移動の負担が大きい
- コンセントが必須で、モーター駆動である以上、経年劣化や故障のリスクもゼロではない
- 立ちっぱなしを続けると逆に足腰が疲れるため、1時間に15分程度を目安に座りと立ちを切り替えるのが推奨されているらしい

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今のところの結論
今回7台を並べて比較した中で、現時点でいちばん惹かれているのはFlexiSpot E7だ。レビュー件数が突出して多く、比較記事でも総合バランスで一番手に挙げられることが多い上に、価格も57,000円台と極端に高くない。ただし、まだ結論を出したわけではない。部屋の雰囲気を優先するならE8や国内メーカーの山善、まず電動昇降を試したいだけならHUANUOも十分候補に残っている。もう少し実物のレビュー動画や店頭での感触も見てから、最終的に決めたいと思っている。
今回比較した7台のリンクをまとめて置いておく。
- FlexiSpot EF1(35,800円)
- FlexiSpot E7(57,000円・現時点の最有力)
- FlexiSpot E8(天然竹天板)(86,900円)
- 山善(YAMAZEN) ELD-FS(60,907円)
- HUANUO 幅110cm(13,999円)
- Maidesite T2 Pro Plus(脚のみ)(46,900円)
- Steelcase Migration SE Pro 1400(179,850円)

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