仕事から帰ってきて、リビングでスマホを開く。
「これ見ておくと良さそう」と思った動画が、また20分越えだった。最近こういう動画が増えた気がする。
正直に言うと、もう見る気力が残っていないことが多い。かといって見逃すのも惜しい。そこで「文字起こしだけ先にAIに読ませて、要点をつかんでから必要なら本編を見る」という運用を試してみることにした。

kuma
MCPを繋いだだけでは動かなかった
Claude Codeには「MCP」という仕組みがあり、外部ツールを追加接続できる。動画の文字起こしを取得するMCPサーバーも存在したので、まずはそれを導入した。
導入自体は数分で終わった。ところが実際にURLを渡すと、期待していた文章の代わりに[object Object]という文字列が大量に返ってくる。

グリッグ
原因は、MCPサーバーが返す文字起こしデータが「セグメントごとの配列」になっていて、それをそのままテキストとして扱おうとすると中身が展開されずに壊れる、という不具合だった。動画によって発生したりしなかったりするため、最初は原因の切り分けにも時間がかかった。
代わりの手段も一長一短だった
MCP経由がダメなら、と次に試したのがWebFetchで動画のページを直接取得する方法。しかし動画ページはJavaScriptで内容を描画しているため、WebFetchで取れるのは動画タイトルくらいで、肝心の文字起こしは手に入らなかった。
検索して関連記事を探す方法も試したが、これはこれで「その動画についての誰かの感想」が出てくるだけで、動画そのものの内容(具体的な手順やチャプター構成)は反映されない。参考にはなっても、代用にはならなかった。
結局いちばん確実だったのは、先に保存しておくこと
ここで思い出したのが、普段からブラウザ拡張の「Obsidian Web Clipper」で気になったページを保存する習慣があったこと。動画のページもこの拡張でクリップすると、字幕データごとテキストファイルとして手元のメモアプリ(Obsidian)に保存できる。
つまり、動画を見つけた時点でひとまずWeb Clipperでクリップしておき、後からAIにはそのファイルを読んでもらえばいい。MCP側の不具合を待つ必要がなくなった。

グリッグ
今は「動画学習」と一言伝えるだけで、この一連の流れ(保存済みメモを探す→なければ文字起こし取得を試みる→それも無理なら手動での貼り付けをお願いする)を自動で辿ってもらう運用に落ち着いている。
同じ状況になったときの手順まとめ
- 動画を見つけたら、Web Clipper系のブラウザ拡張でページごと保存しておく
- AIに読ませたいときは、保存したメモを渡す(文字起こしMCPより安定する)
- MCPで文字起こしを試す場合は、
[object Object]のような文字化けが出ないか最初に確認する - 字幕が用意されていない動画(一部のライブ配信アーカイブなど)は、そもそも文字起こし自体が存在しないため、チャプター一覧と概要欄のテキストで代用する

kuma
20分の動画を毎回律儀に見る生活から、要点だけ先につかんで必要なところだけ見る生活に変わった。ツール選びで詰まったときほど、遠回りに見える「先に手元に残しておく」やり方が近道になることがある。



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